タイラバ用のリールを探していると、1万円台の入門機から7万円を超えるハイエンドモデルまで出てきます。
「初心者でもカウンターは必要なのか」
「HGとPGのどちらが使いやすいのか」
「最初から高いリールを買った方がいいのか」
僕も最初は炎月CT 150HGを使い、現在はオシアコンクエストCT 200HGをメインにしていますが、結論からいうと、高いリールを使ったからといって急に釣れるわけではありません。
ただし、巻き心地、巻き上げの軽さ、カウンターの見やすさ、ドラグ性能などは価格によって変わります。長時間巻き続けるタイラバでは、この快適性の差が意外と大きくなります。
この記事では、瀬戸内海の水深10〜50mを中心に、60g前後のタイラバヘッドを使うことを想定して、おすすめリール7機種を予算別に比較します。
なお、僕が実際に使ったことがあるのは19炎月CT 150HGと25オシアコンクエストCT 200HGです。それ以外の機種については、メーカー公式の仕様をもとに選んでいます。
結論|初心者が迷ったら25炎月CTがおすすめ
先に結論をまとめると、次のようになります。
- 予算を抑えたい:紅牙X IC
- 2万円台で機能を重視したい:25炎月CT
- 軽さと上質な巻き心地を重視:23炎月プレミアム
- 長く使えるハイエンドが欲しい:25オシアコンクエストCT
僕が初心者に1台だけ選ぶなら、25炎月CT 150HGまたは150PGをおすすめします。
カウンター、巻き上げ距離アラーム、フォールレバー、ドラグ音など、タイラバで使いたい機能がひと通りそろっているからです。
予算を2〜3万円まで出せるなら、最初に炎月CTを選んでおけば、上達してからもそのまま使い続けられます。
タイラバリールおすすめ7機種の比較表
価格はメーカー希望本体価格です。実際の販売価格はショップや時期によって変わります。
| 機種 | 希望価格・税別 | カウンター | おすすめする人 |
|---|---|---|---|
| 紅牙X IC | 16,000円 | あり | 安くカウンター付きを買いたい |
| 炎月BB | 17,500円 | なし | 基本性能と軽さを重視したい |
| 25紅牙RX IC 150P | 25,900円 | あり | 2万円台で機能を充実させたい |
| 25炎月CT | 34,800円 | あり | 価格と性能のバランス重視 |
| 23炎月プレミアム | 46,500円 | あり | 軽さと巻き心地を重視したい |
| 26紅牙IC 150 | 49,300円 | あり | ダイワの上位機種が欲しい |
| 25オシアコンクエストCT | 72,000円 | あり | 剛性・巻き心地・所有感重視 |
上記はメーカー希望小売価格のため、実際の販売価格はもう少し安くなっています。詳しくは本記事をぜひ最後までご覧ください。
初心者向けタイラバリールの選び方
最初の1台はベイトリールがおすすめ
一般的なバーチカルタイラバでは、ベイトリールが扱いやすいです。
クラッチを切るだけでタイラバを落とせるため、着底後すぐにクラッチを入れて巻き始められます。
着底から巻き始めるまでの時間を短くしやすく、根掛かりも減らせます。
浅場のキャスティングタイラバではスピニングリールも使いますが、最初の1台ならベイトリールが無難です。
スピニングとベイトの違いは、以下の記事でも詳しく解説しています。
タイラバロッドはスピニングとベイトどちらがおすすめ?初心者向けに比較
予算が許すならカウンター付きがおすすめ
カウンターがなくてもタイラバはできます。
ただし、カウンターがあると、次の情報を確認しやすくなります。
- 現在の水深
- 海底から巻き上げた距離
- 真鯛がヒットした水深
- 巻き上げ速度
- 落下速度
特に役立つのが、ヒットパターンの再現です。
例えば「底から8m、巻き速度4で当たった」という情報が分かれば、次の投入でも同じ巻き方を試せます。また、底がわかっていれば、カウンターでもうすぐ底に着く事がわかりやすくなり、タイラバにおいて大切なタッチアンドゴーの精度も上がります。
初心者のうちは感覚だけで巻き方を再現するのが難しいため、予算が許すならカウンター付きをおすすめします。
HGとPGはどちらを選ぶか
HGはハイギア、PGはパワーギアです。
HGはハンドル1回転あたりの巻き取り量が多く、タイラバの回収や再投入が速くなります。
PGは巻き取り量が少ない代わりに、ゆっくり安定して巻きやすいのが特徴です。
瀬戸内海の水深15〜40mを中心に釣る僕は、回収の速さと手返しを重視してHGを使っています。
一方、次のような人はPGが向いています。
- 一定速度でゆっくり巻きたい
- 速く巻きすぎるのが心配
- 重いタイラバを楽に巻きたい
- 巻きブレをできるだけ抑えたい
どちらが釣れるというものではありません。
迷った場合は、手返し重視ならHG、安定した巻きやすさ重視ならPGで選びましょう。
PE0.8号を200m以上巻けるものを選ぶ
瀬戸内海のタイラバでは、PE0.8号を基準にすると扱いやすいです。
水深だけを考えれば100mでも足りますが、高切れやラインの劣化を考慮すると、200m以上巻いておく方が安心です。
今回紹介するリールは、下巻きや付属エコノマイザーを使用する機種を含め、PE0.8号を実用的な量だけ巻けます。
PE0.6号と0.8号で迷っている場合は、以下の記事も参考にしてください。
タイラバPEラインは0.6号と0.8号どちらがおすすめ?実際に両方使った感想
1万円台|ダイワ 紅牙X IC
紅牙X ICは、できるだけ予算を抑えながらカウンター付きを選びたい人に向いています。
ギア比は4.9で、ハンドル1回転あたりの巻き取り長は54cmです。
速く巻きすぎにくく、タイラバの基本となる一定速度の巻きを覚えやすい仕様です。
一方で、巻き取り速度は遅めです。
ポイント移動前の回収や、何度も落とし直す場面では、HGモデルより時間がかかります。
また、メーカー公式の機能一覧では、ドラグ引き出し音について明記されていません。ドラグ音を重視するなら、上位の紅牙RX ICを選ぶ方が確実です。
紅牙X ICがおすすめな人
- 予算をできるだけ抑えたい
- カウンターは欲しい
- ゆっくり安定して巻きたい
- 回収速度はそれほど重視しない
1万円台|シマノ 炎月BB
炎月BBは、カウンターを省いて基本性能を充実させたタイラバ専用リールです。
自重は200gと軽く、金属製のHAGANEボディを採用しています。
レベルワインドがスプールと連動するため、タイラバの落下時やドラグ作動時にラインをスムーズに放出しやすい設計です。
PGとHGがあり、PGの最大巻き上げ長は55cm、HGは72cmです。
僕と同じように手返しを重視するならHG、ゆっくり安定して巻きたいならPGが選択肢になります。
弱点は、カウンターが付いていないことです。
魚探やラインの色分けを見ながら水深を判断できる人には十分ですが、初心者がヒットレンジや巻き上げ距離を把握する点では、カウンター付きより少し不利です。
炎月BBがおすすめな人
- カウンターは必須ではない
- 軽いリールが欲しい
- シンプルな構造を好む
- タイラバ専用機を安く買いたい
2万円前後|ダイワ 25紅牙RX IC 150P
25紅牙RX IC 150Pは、価格と機能のバランスに優れたカウンター付きリールです。
ギア比5.5、巻き取り長62cmという、速すぎず遅すぎない設定になっています。
110mmのロングダブルハンドルを採用しているため、一定速度を保ちながら巻きやすいのも特徴です。
カウンターには水深だけでなく、巻き上げ速度と落下速度も表示されます。
ヒットした巻き方を数字で確認できるため、タイラバ初心者の上達にも役立ちます。
付属のエコノマイザーを使用することで、PE0.8号などの細いラインにも対応できます。
25紅牙RX IC 150Pがおすすめな人
- 2万円台でカウンター付きが欲しい
- 巻き速度と落下速度を確認したい
- ドラグ音が欲しい
- PG寄りの巻きやすさを重視したい
今回の7機種の中では、予算を抑えつつ必要な機能をそろえたい人に最もおすすめしやすい機種です。
2万円台|シマノ 25炎月CT
25炎月CTは、初心者から中級者まで使いやすいタイラバ専用リールです。
カウンター、巻き上げ距離アラーム、巻き上げ速度表示、フォールレバー、エキサイティングドラグサウンドを搭載しています。
僕が以前使っていた19炎月CTでは、フォールレバーでブレーキをかけると、巻き始めてからもハンドルが重く感じることがありました。
25炎月CTでは新しいフォールレバーが採用され、ブレーキをかけた状態でも巻きが重くなりにくい構造へ変更されています。
自重は230g。150HGは巻き取り長73cm、150PGは58cmです。
PE0.8号を400m巻けるため、瀬戸内海だけでなく、将来的なディープタイラバにも対応できます。
初心者が最初から3万円前後を出せるなら、炎月CTはかなり失敗の少ない選択です。
25炎月CTがおすすめな人
- 最初の1台を長く使いたい
- カウンターとドラグ音が欲しい
- フォール速度も調整したい
- 価格と性能のバランスを重視したい
瀬戸内海の浅場を中心に手返しよく釣るなら150HG、ゆっくり安定して巻きたいなら150PGがおすすめです。
3万円台|シマノ 23炎月プレミアム
炎月プレミアムは、炎月CTより軽さと巻き心地を高めた上位モデルです。
自重は220gで、炎月CTより10g軽くなっています。
数字だけを見ると小さな差ですが、ロッドを手に持って何時間も巻き続けるタイラバでは、軽さが疲れにくさにつながります。
マイクロモジュールギア、HAGANEボディ、フォールレバー、カウンター、巻き上げ距離アラーム、ドラグサウンドなどを搭載しています。
ただし、初心者が使う場合、炎月CTとの価格差ほど釣果に差が出るわけではありません。
炎月CTでも必要な機能は十分にそろっています。
炎月プレミアムは、軽さや巻き心地を重視する人が選ぶリールです。
23炎月プレミアムがおすすめな人
- 軽くて握りやすいリールが欲しい
- 巻き心地にもこだわりたい
- 炎月CTより一段上の機種が欲しい
- オシアコンクエストCTまでは必要ない
コストパフォーマンス重視なら炎月CT、軽さと使用感を重視するなら炎月プレミアムという選び方になります。
3万円台|ダイワ 26紅牙IC 150
26紅牙IC 150は、ダイワのタイラバ専用カウンターリールの上位モデルです。
水深、巻き上げ速度、落下速度、タイマーなどを表示できるICカウンターを搭載しています。
ギア比は4.8、6.3、7.1の3種類から選べます。
130mmのロングハンドルを採用しており、負荷がかかった状態でも軽く巻きやすい仕様です。
さらに、軽いアンダーキャストに対応する遠心ブレーキも搭載されています。
無風時や潮が緩い場面で、45gのタイラバを少し前方へ入れて広く探りたいときに使いやすい機能です。
初心者なら中間ギアの150、回収速度や手返しを重視するなら150Hが選択肢になります。
26紅牙IC 150がおすすめな人
- ダイワの上位機種が欲しい
- 巻き速度を細かく再現したい
- 軽いアンダーキャストも使いたい
炎月プレミアムとは価格帯が近いため、ダブルハンドルと軽さなら炎月プレミアム、ロングシングルハンドルとギア比の選択肢なら紅牙ICという比較になります。
6万円前後|シマノ 25オシアコンクエストCT

25オシアコンクエストCTは、巻き心地、剛性、所有感を重視する人向けのハイエンドリールです。
僕は200HGを約1年間使っていますが、特に気に入っているのは次の5点です。
- 巻き心地が滑らか
- ボディの剛性感が高い
- 負荷がかかっても巻きやすい
- ドラグ音が気持ちいい
- 見た目に高級感がある
200HGの自重は315gで、最大巻き上げ長は78cmです。
炎月CTや炎月プレミアムより重いものの、金属ボディの剛性感と巻き上げの安定感があります。
タイラバだけに使うなら、巻きの軽さと感度のバランスがよい200MGも選択肢です。
僕が200HGを選んでいるのは、タイラバだけでなくライトジギングでも使いやすく、タイラバの回収も速いからです。
ただし、初心者に絶対必要なリールではありません。
釣果だけを考えるなら、炎月CTや紅牙RX ICでも十分です。
25オシアコンクエストCTがおすすめな人
- 最初から良いリールを長く使いたい
- 巻き心地を重視する
- タイラバとライトジギングを兼用したい
- 道具を所有する満足感も大切にしたい
炎月CTとの違いについては、以下の記事でも詳しく比較しています。
オシアコンクエストCTと炎月CTを比較|瀬戸内タイラバならどちらがおすすめ?
予算別に選ぶならこの4機種
7機種の中から、予算別に候補を絞ると次のようになります。
最安で選びたいなら紅牙X IC
安くカウンター付きをそろえたい人向けです。
巻き取り速度は遅めですが、ゆっくり一定速度で巻く練習には向いています。
予算2万円台なら25炎月CT
僕が初心者に最もおすすめする価格帯です。
タイラバで欲しい機能がそろっており、上達してからも買い替えずに使い続けられます。
予算を気にせず長く使うなら25オシアコンクエストCT
巻き心地や剛性、所有感は今回の7機種の中でも上位です。
ただし、価格差がそのまま釣果差になるわけではないため、予算に無理がない場合に選びましょう。
タイラバリールに関するよくある質問
カウンターなしでもタイラバはできますか?
カウンターなしでも問題なく釣れます。
ただし、底から巻いた距離やヒットした水深を把握しやすいため、初心者にはカウンター付きをおすすめします。
予算を優先する場合は炎月BB、機能を優先する場合は紅牙RX ICや炎月CTが選択肢になります。
初心者はHGとPGのどちらがおすすめですか?
ゆっくり安定して巻きたい人にはPG、回収速度と手返しを重視する人にはHGがおすすめです。
僕は瀬戸内海の水深15〜50mで使うことが多いため、HGを選んでいます。
PEラインは何号を何m巻けばいいですか?
最初の1台なら、PE0.8号を200m以上巻くのがおすすめです。
細さと安心感のバランスがよく、瀬戸内海のタイラバで幅広く使えます。
安いバス用ベイトリールでも代用できますか?
使用できる場合もありますが、タイラバ専用リールの方が扱いやすいです。
カウンター、ロングハンドル、細いPEラインへの対応、防錆性能などを考えると、海水対応のタイラバ用または船用リールをおすすめします。
まとめ|無理にハイエンドを選ぶ必要はない
タイラバリールは、高いほど真鯛が釣れる道具ではありません。
初心者が優先したいのは、カウンターの有無、ドラグ音の有無、巻きやすいギア比、PE0.8号を十分に巻けるライン容量です。
僕と同じ瀬戸内海のミニボートタイラバで最初の1台を選ぶなら、25炎月CTがおすすめです。
オシアコンクエストCTは非常に満足度の高いリールですが、まずは無理のない予算でタイラバを始め、必要性を感じてから上位機種へ買い替えても遅くありません。
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